こんにちは。下関エリアで、医療アートメイクをご提供している、看護師の吉村ひろ美です。
50代以降のお客様のカウンセリングをしていると、
「昔の刺青みたいに、海苔を貼ったような不自然な眉にならない?」
「時間が経つと青く変色して消えなくなるのでは?」
というお声をよく伺います。
私自身も現在50代ですので、皆様が思い浮かべる「昔のアートメイク」のイメージ、よく分かります。
実は、アートメイクの技術や機材、そして安全性は、ここ数十年で驚くべき進化を遂げています。
今回は、看護師の視点からアートメイクの歴史を紐解き、
現代の「医療アートメイク」がどのように大人の女性の品格を引き出すのかを解説いたします。
1. タトゥーとアートメイクの歴史、1990年代の日本での大流行
タトゥー(刺青)とは、針などで皮膚に傷をつけて色素を着色することで、文字や絵柄を描くものとして、古代より人類とともに存在していました。
古くは紀元前12,000年ごろよりあったとされ、最古の刺青は、5,300年前のミイラから発見されています。
また、顔のタトゥーの歴史は、約3,000年前の中国において、人相学の観点から「眉毛の濃さ」が重要視され、
肌を染めて眉を描いたことが起源とされています。(所説あります)
それが、20世紀初頭に欧米へ渡り、タトゥー技術と融合して現代のアートメイクの基礎が作られました。
ちなみに、日本ではアートメイクの名称で呼ばれていますが、海外では「permanent make up」や「cosmetic tatooing」と呼ばれています。
日本でアートメイクが爆発的に広まったのは、私たち50代が青春を過ごした1980年代後半から1990年代のバブル期です。
ファッションや美容への関心が高まる中、「常に美しい眉でいたい」「メイク崩れを防ぎたい」という女性の願いを叶える魔法の技術として、多くの美容サロンで取り入れられました。
当時のトレンドでもあった、太くはっきりとした直線的な眉や、真っ赤なリップラインを際立たせる施術が大流行したのを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
2. なぜ昔のアートメイクは「不自然」で「変色」したのか?
当時施術を受けた方の中には、今でも青黒く色が残ってしまっている方がいらっしゃいます。
これには、当時の「技術」と「インク」に明確な理由があります。
❶深すぎる施術(タトゥー技術の応用)
昔は電動のニードル等を使い、皮膚の深い部分(真皮層)までしっかりと色素を入れていました。そのため「半永久的に消えない」というメリットがあった反面、立体感のない塗りつぶしたような平面的な仕上がりになりがちでした。
❷金属成分を多く含むインク
当時は鉄や銅などの金属成分を含むインクが多く使用されており、これらが皮膚の深い部分に少しずつ沈んでいき、時間経過とともに青黒く変色してしまうケースが多発しました。
3. 法規制と「医療行為」への転換が生んだ安全性
1990年代のエステサロン等での施術は、法規制や衛生基準が曖昧であったため、
感染症や肌トラブルのリスクという大きな課題を抱えていました。
この状況を重く見た厚生労働省は、2001年に「アートメイクは医療行為である」という見解を示しました。
これにより、現在では医師、看護師、歯科医師、歯科衛生士のみが行える施術となっています。
医療機関での徹底した衛生管理と、解剖学の知識を持つ医療従事者による施術へと変わったことが、
安全性を飛躍的に高めるターニングポイントとなりました。
4. 現代の「医療アートメイク」はどう進化した?
現在行っている医療アートメイクは、昔の「半永久的なタトゥー」とは全く異なる、「自然な美しさを引き出すメイクアップ技術」へと進化しています。
①皮膚の「ごく浅い層」へのアプローチ
色素を入れるのは、皮膚の非常に浅い層(表皮の基底層〜真皮浅層)のみです。
そのため、お肌のターンオーバーとともに1〜3年程度で自然に薄くなっていきます。
②年齢やトレンドに合わせて「変えられる」メリット
私たち50代は、年齢とともに骨格や表情筋の動きが変化し、似合う眉の形も変わってきます。数年で色が薄くなる現代の技術は、その時の年齢や骨格、流行に合わせて「デザインを修正・アップデートできる」という最高のメリットを持っています。
③高品質なインクと精密な技術
アレルギーを起こしにくく、変色も極力抑えられた高品質な色素を使用しています。
また、機材の進化により、本物の毛並みのような繊細なラインを描く「ヘアストローク」など、すっぴんでも全く違和感のない立体的な表現が開発されています。
「のっぺりとした不自然な眉になるのでは?」という過去のイメージは、どうか安心して手放してください。
現代の医療アートメイクは、年齢を重ねたお顔の骨格や筋肉の動きを正確に読み取り、強く、しなやかな「落ち着いた品格」を引き出すための素晴らしい自己投資です。
「過去に入れたアートメイクが薄く残っていて悩んでいる」という方のご相談も承っております。
お一人おひとりのご希望と合わせ、お顔立ちに合わせた最適なデザインをご提案いたしますので、
ぜひ一度、公式LINEより現在のお悩みをお聞かせいただけませんか?
お会いできる日を心よりお待ちしております。


