こんにちは。下関エリアで医療アートメイクをご提供している、看護師の吉村です。

先日私の友人から、「『アートメイク』という言葉は聞いたことはあるけど、どういうものかよくわからない」
と言われました。

普通のメイクは皮膚の上から色をのせるものですが、
一方アートメイクは、浅く針を刺しながら、細胞内に色素をいれる施術です。
アートメイクは、一般的に色持ちが1〜2年保たれますが、不思議ですよね。
実はこれには、私たちの体に備わっている「免疫機能」という働きが深く関わっています。
今回は、アートメイクの色素が皮膚に定着する医学的なメカニズムについて、分かりやすく解説いたします。

1. 色素が留まる理由は、お肌のお掃除細胞「マクロファージ」のおかげ

アートメイクの専用の針によって皮膚内に色素(インク)が入ると、1回目は半分以上抜けてしまいます。
なぜかというと、私たちの体は、初めて入ってきた色素に対し、「外から来た異物だ!」と察知し、免疫システムを作動させます。

そこで登場するのが、血液の中にある白血球の一種「マクロファージ」と呼ばれる細胞です。

マクロファージは、体内に侵入した細菌などを食べてお掃除してくれる、頼もしい働き者です。
皮膚に入ってきたアートメイクの色素も、このマクロファージがパクッと食べて、色素という異物を排泄させようをします。

しかし、アートメイクの色素の粒子はマクロファージにとって少し大きいため、すべてを消化・分解することができません。その結果、マクロファージは色素を体内に取り込んだまま、その場に留まります。

これが、「洗顔をしても色が落ちない」医学的な理由と考えられています。

アートメイクと皮膚内の色素の変化。マクロファージの働きについて。

2. 約6週間ごとの「命のバトンタッチ」

では、その後マクロファージはどうなるのでしょうか?
マクロファージの寿命は、約6週間(1ヶ月半)と言われています。

寿命を迎えたマクロファージは崩壊します。すると、取り込んでいた色素が一度、皮膚の真皮内に放出されます。この時、色が戻ってきたようにみえます。
しかし、すぐに別の新しいマクロファージがやってきて、再びその色素を食べてその場に留まるのです。

この「お掃除細胞たちによる命のバトンタッチ」が絶え間なく繰り返されることで、アートメイクの色素は数年という単位でお肌に留まり続けます。
施術から数週間経って、「少し色が薄くなったかな?」と思った後に「また色が戻ってきた」と感じることがあるのは、この細胞の入れ替わりのタイミングで、色素が一時的に皮膚表面で再度発色して見えるためだと考えられています。
リップは皮膚が薄く、色も鮮やかなので、わかりやすいのですが、他の部位の施術でも、同様のことが起きています。

アートメイクは、皮膚の仕組みを理解している医療機関へ

アートメイクの色素が定着する仕組みについて説明。リップアートメイクの画像。

いかがでしたでしょうか。
アートメイクが長く美しい状態を保てるのは、私たちが本来持っている「体を守ろうとする免疫システム」の健気な働きのおかげなのです。
アートメイクは、お肌の細胞の働きと深く関わる医療行為です。

万が一の肌トラブルに即座に対応ができるよう、医師が常駐する医療機関での施術が推奨されています。
私はこの基準を厳守し、皆様の皮膚の仕組みを正しく理解した上で、安全で品格ある施術をご提供しております。

ご自身の体質やお肌の状態にご不安がある方は、いつでも公式LINEよりお気軽にご相談くださいね。
落ち着いた品格と、すっぴんの自信を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

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